レトロラジオ再生工房は永年培った
新旧の技術経験で休眠ラジオを再生させ
昔の文化が甦り現代生活の中で輝かせます。

 50数年間家電専門店を経営の傍ら
お客様からご依頼を受け、多忙な中、時間を見つけ没頭し、大変喜んでいただき、その達成感が忘れられず、取り組んでいきたいと存じます。レトロラジオ再生工房を 宜しくお願い申し上げます。

写真の左側の電蓄は1954年頃に私が組み立てました。
6球スーパー(マジックアイ込みで7球)で当時の電蓄の標準
を少しバージョンアップしたものでした。
卓上型ラジオもふくめて約100台程組み立ててお客様に買って いただきました。

右側は1956年頃に私が組み立てた14インチ白黒テレビです。
当時としては珍しいワイヤードリモコン式のロータリーチューナーを搭載して、電源、音量、モーターによるチャンネル切り替えが出来ます。
キャビネットも自分がデザインしました。
安くてよく映るので口コミでデザイン大きさ色々で
合計150台程買っていただきました。
写真の製品は今でも健在です。私の店の2階にあります。



1951年頃電池式のミニチュア管の単球ポータ
ブルラジオを自作して受信感度の良い屋根上
の物干し台で放送を受信しているところです。

1961年に大きな夢を胸に小さな店を出店しました。

 


 この写真は私が1952年頃トリオのキットで自作したオシロスコープですが、
 実はその前に、これに使用している75mmの緑色の丸形静電偏向のブラウン管は大阪日本橋でテレビ実
 験機のために買っておいた物でした。
 
 しかし手持ちの資金がないため他のパーツの購入が出来なかったのです。
 ところが祖母がお金を出してくれたため早速部品集めに奔走して、やっと組み立てることになりました。
 当時はテレビの部品は本格的な一部の物だけで、パーツは殆ど手作りで試行錯誤しながら苦労して組み立
 何とか映り音声も出るようになりました。当時NHK大阪テレビ局が試験放送を行っておりましたので、
 アンテナも引き戸の真鍮のレールを曲げて作り洗濯物干しの竹竿の先端に取り付け受信しました。
 家族皆が見たことのない小さなテレビに釘付けになり、大喜びでした。
 数ヶ月後にこのトリオのオシロスコープのキットを組み立てるためブラウン管を外し組み込みこれが現在動作しています。
 大変思い出深いものです。


【回顧録】一冊の古本との出会い 

 20歳頃のある夜、ふと立ち寄った大阪阿部野橋の古本屋で見つけた「テレビジョン技術」と言う当時でも古く感じた一冊の古本との出会い。
未知の扉を開いたように目を走らせる、各所から専門用語が飛び込んでくる。
テレビジョンの原理は認識していて、ある程度は理解できても、見たことも、触ったこともないものは、想像のしようがない。
「ラスター」と言う記述がどうしても わからない。とにかく購入して、その後何度も読み返しても意味不明のままであった。
しかし、「テレビジョン」と言うものに凄く魅力を感じ虜になっていった。

その後、大阪にテレビ技術の専門学校が開校していることを知り、入学を決意した。
木造の質素な小さな校舎でも向学心に燃えた 皆の目が輝いていた。後日、第1期生であることを知った。
そして、教材として置かれていた10インチのアメリカ製の丸形白黒ブラウン管を見て初めてその謎が解けたのである。


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家電製品総合エンジニア
第一種電気工事士
アナログ第二種工事担任者
第二級販売士
(旧ラジオ受信機修理技術者検定)
(旧テレビ受像機修理技術者検定)

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