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◆1960年代のビクター真空管式ステレオ電蓄の修復修理 |
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1960年代のビクター真空管式ステレオ電蓄「PERFECT STEREO」ですが、ローボーイスタイルの当時としては斬新なデザインでした。全体重量に耐えきれず、脚部は激しく破損していました。 |
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横幅1150mmですが、スリムな感じのデザインです。 当時は最新のモダン感覚でした。 今でも目を引く存在感です。
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立ったままで使えるスタイルの上面操作ですが、メンテナンス面では考慮なされていない配置です。
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シャーシーはこの手の電蓄は縦積みになっています |
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シャーシーをキャビネットから外すのは相当大変ですが、何とか取り出すことが出来ました。 |
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スピーカーは2WAYで音の生命線でいいものを使っています。 |
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シャーシー上面です。コンパクトにまとめられています。 |
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シャーシー内部です。極端に劣化が見られる部品はなさそうです。 |
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最も不具合の元凶である、セレクトスイッチ、ボリューム類を「接点復活剤」の噴射注入により回復させます。 |
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ここで、左右のスピーカーを接続して、動作をチェックします。 |
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レコードプレーヤーは当時のものは部品劣化でまともに動作するものは殆どありません。 むりやり動かしながら、修復箇所の特定を探りました。 肝心のフォノモーターは大丈夫でした。 |
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モーターをつり下げている3カ所の防振ゴムが劣化で溶けてしまっています。 |
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スプリングの橫のゴムが溶けて無くなり隙間が空いています。 |
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裏側から見た、ところです。 |
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アイドラーとモータープーリーを修復しないと正常回転になりません。 |
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プレーヤー裏側の全体像です。 |
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ピックアップのクリスタルタイプのカートリッジは健在です。 普通はほとんどやられていますが、ラッキーでした。 これで、レコードプレーヤー修復の目途が立ちました。 |
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フォノモーターをつり下げている3カ所をの防振ゴムを交換します。 アイドラーはきれいになりました。 (修理完了写真) |
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下側から見たところです。 |
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プレーヤーをひっくりかえして見たところです。 (修理完了写真) |
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フォノモーターつり下げている防振ゴム3カ所の交換が終わりターンテーブルを取り付け動作テストを行います。 (修理完了写真) |
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レコードを再生しながら回転むら、リターンなどの状態を調整します。 アイドラーのクリーニング、各部の注油、スプリングの調整などの結果正常回転OKです。 LP針は消耗が激しく交換することにします。 |
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脚部が破損していました。 | |
修復は木工ボンドと木ねじ、補強金具でカッチリと組上げます。 | |
一番最初に壊れていた脚部を木工ボンドで接着して固まったものをさらに補強します。 全重量が掛かりますから、強固にしておかないと再度折れた場合は修復が難しくなりますから、少々見てくれは悪くなっても見えないところですから、とにかく丈夫にします。 |
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幸い目に触れない場所ですから、十分な 補強が出来ます。 |
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金具でがっちり補強します。 | |
念入りに行います。
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カッチリと仕上がりました、全くグラグラしていません。 キャビネットに取り付けする前にキズを補修します。 |
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十分に乾燥固定しましたので、キャビネットに取り付けます。
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底板のパーチクルボードの後部の角が崩れていますので接着剤とアルミ金具で補強します。 | |
頑丈になりました。底部に貼り付けられている配線はFM簡易アンテナです。 | |
これで安心です。 | |
完全修復の脚部取り付けを完了しました。 |
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梱包前LPレコード針を交換しました。 | |
交換針アップ | |
クリーニング清掃完了できれいになり、 最後のテストで明日発送の予定です。 |
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輸送中に脚部に衝撃が掛かりにくくするため工夫の梱包をいたしました。 また、開梱も楽なように、ガムテープを殆ど使用せず、黄色のロープを切断するだけで開梱できます。 |
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真空管ラジオの修理ならどんなに古い製品でもご相談ください。 |
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